薬学部って、理系の中でもかなり“クセ強”な学部かも⁉ 入ってみると「これが現実!?」と驚くことばかり。まさかの超お金持ちの同級生がいたり、年々クラスメイトが減っていったり、ロッカーは教科書でパンパン、バイトする時間なんてどこにもない…!そんな日常を送る薬学生たちは、笑いあり涙ありの“薬学部あるある”をたくさん抱えて生きています。
この記事では、これから薬学部を目指すあなたに向けて、現役薬学生も共感必至の「薬学部あるある」を10個厳選してご紹介!他学部とは違う薬学生のリアル、のぞいてみませんか?
超金持ちがいる
薬学部には、たまにもの凄いお金持ちの家の娘や息子がいることがあります。親が医者だったり、薬局のグループの社長だったり、とにかく裕福な学生です。
そういう学生は高級車で通学していたり、ブランド物を見にまとっていたり、長期休みには海外の別荘に遊びに行ったりと超セレブな生活を送っています。一般庶民の私にとっては次元が違うので、もはや羨ましいとすら思わない程でした。
そういう人達は、やはりお金持ちそうな人と仲良くなることが多かった気がします。
進級するたびに同期が減っていく
薬学部は6年という長さから、様々な理由で同期がいなくなりがちです。特に2~3年時には科目数が急激に増加するので、試験に受からず単位を落として留年というパターンが一番多いです。
他には研究室になじめなくて病むとか、大病を患って休学するとか、本当に様々な理由から同期メンバーが消えていくことがあります。
とにかく進級するたびに、人が減っていくことを実感します。
6年間という期間は本当に長いので、何が起こるかわからないんです。
ロッカーが教科書で埋まりがち
薬学部で使う教科書は、1冊1冊が分厚くて重いんです。さらに授業は1日中みっちり埋まっていますので必要な教科書が多いんです。これを毎日持ち歩くのは大変なので、ロッカーがある大学の場合はロッカーの中が教科書で埋まりがちになります。
授業が多くてバイトできない
薬学部では、必修科目だらけなので授業に出ないということは留年覚悟の死活問題となるので抜けられません。ほぼ毎日、午前も午後も授業。実験のある日は、実験が終わるまで帰れないので何時になるかわからなくて、夜の7時なんてこともあります。
実験の後にはレポートを作成しなければならないので、のんびりなんてしていられません。
ということで、バイトしたくてもなかなかできないんです。
生活のためにバイトをする人もいますが、両立するのはとっても大変なんです。
どこかの学生が、バイトに励みすぎてバイトリーダーになったなどという話は、全く違う世界の話だと思われています。
実験が終わらない
薬学部は、授業での実験も多いです。午後全部が実験ということが多く、終わらないと帰れないのですが、これがなかなか終わらないことがあるんです。
思うような反応が得られなかったり、上手く結果が得られなかったりすると、できるまで帰れません。泣いてもダメなので頑張るしかないです。
なので、実験がある日は予定は入れづらいですね。
過去問入手のため人脈が大事
薬学部の試験は、単位を取るためにとっても重要です。なにせほぼ全部が必修なので。
そこで試験対策として過去問を手に入れるということがありますが、そのためには人脈が必要となってきます。先輩につながりがある人が過去問を入手できたりしますので、もしも先輩とのいいつながりが無い場合は、つながりがある人と友達になることをお勧めします。
自力で試験対策できる人はいいのですが、ちょっと微妙という人は、過去問は欠かせないので人脈大事です。
再試で貧乏になる人がいる
薬学部では、必修科目の単位を取るために、試験で1回落ちたとしても再試が行われることがよくあります。ただし、再試の試験料が大学によって違いますが、1科目1000~3000円かかるようです。ということは、3000円かかる大学で3科目再試になったら1万円近くかかってしまうということですね。
その間は、もちろんバイトもできないですので再試貧乏の人が発生します。
貧乏にならないためにも、日ごろから勉強を頑張ったほうが良さそうです。
まだ学生でいいなと言われる
薬学部は6年制なので、一般の大学生が卒業してもまだ学生という状態が続いています。
高校の友達などど話した時に「まだ学生で、遊べていいな」などと言われることがありますが、薬学部の学生生活を甘くみてはいけません。5年時は実習や卒論で忙しいし、6年時は国試の勉強に取り組まないといけないし。さらに就活もあるので、遊んでいる暇はほぼ無い状態です。
それでも、そんな状況を知らない他の大学卒の人からすると羨ましがられるというのは、複雑な感じを抱くようです。
また、薬学生は同年代が働いているのに自分はまだ就職していないということで、焦りのような感覚も抱いているようですよ。
5年生というと留年したと思われる
バイトなどで自己紹介するときに、「大学5年生です」というと「留年?」と思われて気を使われることがあります。
薬学部で6年制だと伝えると「なんだ、そうだったのか」と納得されますが、世の中で6年制の大学は医歯薬だけなので、5年=留年という認識が多いようで、気まずい思いをすることがあります。
他の大学生がキラキラして見える
一般的な大学生のイメージは、サークル活動で楽しく交流するとか、バイトに励んでたくさん稼ぐといったことがあると思います。
ところが薬学部では、授業がミッチリ、勉強が大変、レポートもある、といったことから、一般的な大学生のような自由な生活は送れません。
なので、そういう学生たちはほんとにキラキラして見えてしまいます。
卒業時に至っても、薬学生は国試があるので最後まで勉強に励まなければいけないんです。2月に実施される国試が終わって、ようやく卒業気分に浸れるんです。でも、自己採点で受からなそうだった場合は、落ち込んでそれどころでは無いかもしれないですが。
とにかく、薬学部では最後までキラキラ生活とは無縁ですね。
まとめ
薬学部あるある、ちょっと衝撃的だったかもしれませんね。けれど、それがまさに薬学生の“リアル”です。授業の多さや実験の忙しさに悩まされながらも、仲間と協力しながら乗り越える日々には、他の学部にはない達成感があります。人間関係の大切さや努力の積み重ねが、そのまま未来の薬剤師としての力につながっていきます。
「大変そうだけど、なんか楽しそう!」そう思えたあなたは、もう薬学生の素質アリ!将来の進路として、薬学部もぜひ選択肢に入れてみてくださいね。
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