薬剤師の仕事に憧れはあるけれど、本当に自分に合うのかどうか悩んでいませんか? 専門知識はもちろん、患者さんとのコミュニケーション能力や責任感も求められる薬剤師という仕事。だからこそ、進路を決める上で「どんな人が薬剤師に向いているのか、また向いていないのか」を知っておくことは非常に重要です。この記事では、薬剤師の適性について、皆さんに分かりやすく解説していきます。ぜひ最後まで目を通してみてください。
薬剤師に向いている人
薬剤師に向いていない人
薬剤師という職業に対して、自分には向いていないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。私が考える、薬剤師に向いていない可能性のある特徴を3つご紹介します。
コミュニケーションが苦手な人
前の項でも書きましたが、薬剤師の仕事では患者さんや医師などとコミュニケーションを取ることは必須です。なので、コミュニケーションを取ることが苦手な人は薬剤師にには向いていないです。
とはいえ、これは努力次第で改善できることでもあります。
例えば私の場合、もともと他人とコミュニケーションを取ることは苦手で、高校生の頃は初めてあった人とはあまり上手く話せなかったほどでした。ただ、患者さんに寄り添うことを考えて仕事をする中で、徐々に話ができるようになってきました。もちろんコミュニケーションについて学ぶことも役に立ちました。
なので、現在コミュニケーションを取ることが苦手と思う方も、改善の見込みはありますよ。
責任感に欠ける人
こちらも「薬剤師に向いている人」の項目で述べましたが、医薬品は、その取り扱いを誤ると患者さんの健康を損なうだけでなく、生命に関わる事態を引き起こす可能性も孕んでいます。そのため、薬剤師には、薬に関する重大な責任が伴います。
自身の行動や判断が患者さんの健康に直結するという意識を持つことが難しい方や、責任を負うことに抵抗を感じる方は、薬剤師という職業には適していないと言えるでしょう。
学習意欲が低い人
薬剤師になるためには、大学で6年間の専門教育を受け、難関である国家試験に合格する必要があります。この過程において、十分な学習時間を確保し、積極的に知識を習得する姿勢は不可欠です。
さらに、薬剤師として働き始めた後も、医療技術は日々進歩し、新しい医薬品や治療法が次々と登場します。そのため、常に最新の情報を学び続けることが求められます。大学で学ぶのは基礎的な知識であり、専門性を高めるためには、自主的な学習が不可欠です。
このように、薬剤師は生涯にわたって学習を続ける必要がある職業です。「勉強は苦手だ」「新しいことを学ぶことに抵抗がある」と感じる方は、薬剤師の仕事に負担を感じる可能性が高いでしょう。
まとめ
今回は、薬剤師に向いている人、そして向いていない可能性のある人の特徴について、私の経験に基づいてまとめました。
これらの特徴は、あくまで私の個人的な見解であり、多少の偏りがあるかもしれません。「薬剤師に向いている人」として挙げた特徴の中には、私自身が薬剤師として働く中で後から身につけたものもあります。ですから、現在薬剤師を目指している学生の皆さんは、悲観的に捉える必要はありません。例えば、コミュニケーション能力や集中力は、日々の業務を通して鍛えられていくものです。これらの特徴は、あくまで参考程度に考えていただければと思います。
「薬剤師になりたい」「どんな人が薬剤師になれるのだろう?」と考えている学生の皆さんは、この記事を将来の職業選択の一つの参考として、じっくりと考えてみてください。
コメント